【指標まとめ】各国の経済指標と為替の関係を詳しく解説!

ファンダメンタル分析
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経済指標を見るときはただ数字を見て良し悪しを決めるのではなくその結果が各国の経済にどう影響するのかをしっかり考える必要があります
指標が相場にどの様な影響をもたらすのかを解説していきます!

ファンダメンタルズ分析

まず、指標を見て各国の経済状況や景気や金利が為替市場にどのような影響を及ぼすか分析しながらトレードをする事をファンダメンタルズ分析と言います。

前提として通貨毎の特徴と資金の流動などの把握が必要です。

各国の経済指標やニュースを受けて相場はどう反応するのか柔軟に対応しなくてはなりません。場合によっては投資家の心理を読む必要が出てきます。

通貨は国の経済状況を象徴したものと言っても過言ではありません。

ニュースや経済指標から国の経済を把握して通貨にどう影響があるのかを分析することがファンダメンタル分析の本質です。

FXは通貨ペア間の価値の差で取引をするものなので通貨ペアの選び方も重要で価値の差が大きければ多いほど大きく値幅が動きます。

二国間の経済状況をしっかり把握して分析することによりトレードの精度をあげることが可能です。

その為、世界の基軸通貨であるドル(アメリカ)に関連するニュースや経済指標は相場に大きな影響を与えるので要チェックです。

では、為替の相場に与える影響が大きい最重要指標から見ていきましょう!

最重要指標(絶対に覚えるべき5つ)

【米国雇用統計(非農業部門雇用者数、失業率)】


雇用統計は毎月第1週の金曜日、日本時間の21時半に発表される米国の雇用状況に関する統計結果です。
その中でも非農業部門雇用者数と失業率は相場に与える影響が大きいので注意が必要です。
この結果はFRB(連邦準備制度理事会)の政策に大きく反映されるのでアメリカ経済の状況を知れる重要な指標です。

【FOMC金利政策発表】


FOMCとは連邦公開市場委員会のことであり、これはアメリカの金融政策を決定する政策決定会合のことです。この指標はアメリカの金利決定に大きく関わる重要な指標なので必ずチェックしましょう。
また、発表後にはFOMCの議事録が公表されます。
政策金利の背景や、米国経済の先行きなどについて議論された結果を合わせて見ておく必要があります。

【ECB 政策金利発表】


ECBとは欧州中央銀行の略であり、ECB理事会はこの最高意思決定機関と位置付けられています。

EUは1つの国でなく、地域連合体となっていることから、加盟国の金融政策全体を司る機能を果たしているのがECBです。
EUは28カ国にも及ぶ加盟国があることから、各国で様々な経済指標が発表されますが、市場の関心はユーロ全体の数値とドイツの経済指標に集中する傾向があります。

【BOE金利政策発表】


BOEとはイングランド銀行のことで、英国の中央銀行にあたります。
近年は英国のEU離脱が確定した後のBOEの金利政策に市場の関心が高まっているので、金利政策の結果発表とその後の総裁会見に大きな注目が集まります。

【RBA 豪中銀政策金利】


RBAとは豪州の中央銀行のことであり、これは金融政策委員会で決定する金融政策の発表です。

重要指標(頭の片隅に入れておくべき8つ)

【四半期GDP】


GDPとは国内総生産のことで、国内生産されたサービスの付加価値を全て合計した指数です。

米国のGDPは7割以上が個人消費によって構成されているので、数字が落ち込むと経済の先行きが曇ることから相場に影響が出ることがあるので確認すべき重要な指標です。

【中古住宅販売数】


在宅の販売は、その後の家具や電化製品などの耐久財に対する家系の需要を誘うこともあり、景気に対して先行性が高いといわれています。

米国では新規在宅市場よりも中古在宅市場の方が、はるかに規模が大きいことから市場の注目度は高いです。

【CPI 消費者物価指数】


CPI(Consumer Price Index)とは消費者物価指数と呼ばれるものです。
国内の消費者が実際にモノやサービスを購入する時の個々の商品やサービスの小売価格の動向を示す経済指標であり、物価のインフレ動向を示すものとして注目されています。

【ISM 製造業景況指数】


この指標は先行指数と呼ばれるもので、各業界がこの先景気の行方をどう思っているか示唆する数字です。この数値が落ち込むと株や為替でリスクオフとして売り込まれることが多いです。

【製造業・サービス業PMI】


PMI(Purchasing Manager Index)とはMarkit社が共通の項目で各国、各地域における企業の購買担当者に対して毎月調査を行い指数化したものです。好不況の分岐点は50ポイントです。

ユーロ圏では全体の数値のほか、各国の景況感の差にも注目する必要があります。

【小売売上高】


小売業および、飲食店の売り上げを販売する側から見る代表的な経済指標です。個人消費の動向を見る上で重要な指標です。

国ごとに調査対象比率に変化があるので注意が必要です。

【鉱工業生産】


製造業、工業、公益業(電力・ガス)の生産に関する経済指標。

実質GDPとの連動性が高いことから、四半期ベースで発表されるGDPに合わせて3ヶ月平均で年比率比較を見ると良いです。

【貿易収支】

民間および政府部門が外国との間で行なった商品・サービスの輸出入の統計。
国々で貿易赤字が続けば、その国の通貨や株が売り込まれることがあるので注目が必要。

まとめ

以上が覚えておいた方が良い経済指標です!

経済指標の時間を意識していないと急に相場が変動して何が何だかわからずロスカット。。。

なんて事もあるのでせめて、最重要指標の時間だけでも覚えておくようにしましょう!

経済指標から各国の経済状況を分析することは私生活にも活きてくると思うのでせっかくトレードするならしっかり知識も蓄えましょう!

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