通貨強弱と資金流動
資金流動
まずは通貨強弱を理解する上で資金流動(マネーフロー)を理解することが重要です。
資金の流れを読むことで相場全体がいまどのような流れでどこに向かって方向感が出ているのか、投資家はどのように相場を考えて捉えているのかを把握する判断材料になります
今どこにお金が集まっていて、どこからお金が流れて来ているのか、また今後集まっているお金がどこに流れるのかが非常に大事になってきます。
ある通貨高になったときに
・通貨自体の価値が上がった
・他の通貨の価値が下がったから上がった
上記の二つの状況では状況が大きく変わってきます。
自身の力で価値が上がったのならその通貨が弱くなるのには時間がかかりますが、他の通貨が弱くなったために一時的にその通貨にお金が集まり価値が上がった場合は資金も抜けやすく価値も下がりやすいです。
どこからお金が流れて来たかを把握することで通貨強弱も把握することが出来ます。
お金の流れを把握することができれば触る通貨ペアを選ぶ際により利益が取りやすいペアを選ぶことができるようになります。
もちろん最初は一つの通貨から分析を始めた方が慣れもあり良いと思いますがトレードに慣れてくればより利益率が良い通貨ペアを選んでトレードした方が良くなってきます。
通貨強弱
例えばドル、ユーロ、ポンドの通貨強弱は経済ニュースの度合いは日中の貿易問題とイギリスのブレグジット問題を天秤にかけてどちらが経済的に不利益を被るか考えて強弱をつけられます。
基本的にドルとユーロ、ポンドの通貨は同じ方向(リスクオンで買われる。)
円やスイスフラン、ゴールドは同じ方向(リスクオフで買われる。)で考えます。
相場がリスクオフ状態なら対照的なドルと円のペアであるドル円をショートします。
(リスクオフで買われる円とリスクオフで売られるドルのペア)
*通貨ごとの特徴は以下の記事をご覧下さい!
上のペアの様にリスクオンオフのに方向で買われる通貨を理解して対照的に買われ売られる通貨ペアを選択して取引すると相場の方向感が出てきた時により通貨強弱の強い通貨と弱い通貨のペアを選択でき値幅を抜く事が出来ます!
同じ方向で買われる通貨の通貨強弱はニュースや経済状況などの良し悪しで強弱をつけることが出来るのでファンダメンタル分析が必須です。
為替の相場は上か下かの二択です。
相場の方向は二方向のみなのでリスクオンオフの判定ができる様になると相場の流れを把握でき、トレードの精度を高められます!
ポジションの持ち方
またリスク分散で何種類かの通貨ペアのポジションを持つ時に同じ方向に持たないと分散する意味がありません。
例えばドル円をショートしているのにユーロドルをショートしたら通貨相関上、ドルが弱まった時に利益が見込めません。
通貨強弱と資金流動は表裏一体です。
まとめ
ファンダメンタル分析をする上でお金の流れを把握することは非常に大切です。
マネーフローを意識すれば通貨強弱を先読みする事ができます。
意識しながら資金の流れを読み、相場の流れを読めれば次に動く方向も予測がしやすくなり、そうすれば自ずとトレードの精度も上がり勝率も高まります!
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